Bounce Girl と Shiny Boy





『ってことで翔!!!!
私に何か思ってるなら
何でも言って!!!!』



私は翔を呼び出して部屋に入れた。




『え。なに急に。。』



『翔があたしに何か不満が
あるんでしょ!!今日は何でも
聞くから!なんでもするし!!』





全部受け入れる!

だって大切な親友だもん!




翔はキョトンとした顔をしたけど
すぐにはぶてたように口を開いた。



『じゃあさー。』


『うんうん、』


『今日、真生と何話してたの』


『え、、?』




何を言い出すかと思えば
それかい!!





『えっとね、悩み相談』



だよね?一応。




そしたら翔はもっと不機嫌そうな顔を
して、私から目をそらした。




『陽菜が俺以外に悩みは相談とか
なんか、おこ。』




え。なになになに?!

翔、可愛い。




『あれ?もしかして翔って
独占欲強い??』


たしかに小さい頃からお互いにしか
悩み相談してなかったもんね。



でもこれは翔についての悩み事
だったからさ。




『そうかも。俺ってさー陽菜の事…』




あたしがなんて??



『翔…??』



翔がつぶやくように何かブツブツ
言って、そしたら急に顔を真っ赤に
させた。



え?なに?なんでそんなに顔が赤いの?




『そ、うゆうことだったんだ。
そっか。なんか納得した』



『なにが??ね、教えて!』




さっきから翔、一人で
喋って一人で赤くなって
一人で納得してる。



これじゃ、あたしがいる意味
ないじゃんー!!





『あのさ、陽菜。
とりあえず俺にもオムライス作って』


『へ?…あ、うん。わかった』




とりあえず?って意味がわかんないけど



それで翔が元気になるなら
いくらでも作るよ!



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