Bounce Girl と Shiny Boy
ガチャ
『、、わ!!』
玄関を開けると勢いよく
陽菜が抱きついてきた。
その陽菜を支えながら
少しよろける俺。
陽菜は俺の胸に顔を埋めて
手にいっぱいの力を込めて
抱きしめてくる
『翔!!会いたかった!!!!』
俺もそんな陽菜を優しく抱きしめる。
『ごめん。酷いこと言って。』
陽菜に親友と微笑まれるより
陽菜に会えない方がよっぽど
辛かった。
この手の中にある温もりを
ずっと離したくない。
陽菜を俺だけのものにしたい。
でもまたこの関係が
壊れてしまうなら俺は
この感情を壊すよ。
だから陽菜、、
『翔、好き』
陽菜がふいに俺の中で呟いた。
分かってる。
親友としてだよな。
『俺も好きだよ。』
でも俺の答えに陽菜は
首を振った。
『違う!!私、翔に
きっと小さい頃からずっと
恋してたの!!』
『え、、?』