彼の『好き』は私、限定。
そんなどうでもいい
情報を読者に提供していた、
私に気づかないまま夏目は話始めた。
「へへっ♪やっぱり、
わかった~?
さすが、私の親友!」
そういいつつ、ぴょんぴょん跳ねた、夏目。
…その前置き、聞きあきたんですけど。
しかも、もともと足が長くて短かったスカート、めくれかけてない?
まあ、どうでもいいけど。
「んで…何がどうした?」
「あのね~スッゴいイケメンが今年、入学したって♪」
イケメン?
…イケてるメンズ?
「…。眼科、行く?」