彼の『好き』は私、限定。


思わず無表情だった顔を

グニャッ

としかめてしまった俺は、宇野玲於。

実は俺、

もともと、
小さい頃ここらへんに

住んでたんだけど親の転勤に
ついて行かなきゃならねぇていうんで、
転校したんだ。


しかも俺は最近戻ってきたばかり。

で、驚いたんだ…

なぜか

町が全然変わってねぇんだ。


ちょっとは変わってはいるものの
大体は昔のままだったんだ。



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