彼の『好き』は私、限定。
本当に心配しながら、
私は夏目に聞いた。
「大丈夫♪先週、眼科行ってきたよーっ♪」
と元気よく答えた、夏目。
「…ついに、治らなくなった?」
なんて考えていた時、
「エイっ!」
と脳天に夏目チョップ
(昔、夏目は空手をしていたのでかなり痛い)
をくらった。
「~~っ!痛いよ夏目ーっ!」
睨みながら言うと
逆にギロリと睨まれた。
「眼科行けとかいうからでしょっ!
何で、いつも信じないのさっ」
いやぁ…だって、ねぇ?
「浮気癖のあるナンパ男にいっつも引っ掛かって、
浮気されているのに
気が付けない、
夏目がいうやつだよー?」
絶対に…
センスないやつに決まってるでしょ…