リナリアの王女2
「サラちゃん!!パーティーなんてどうしたら良いの!?」
クラウドが去ってから早速サラちゃんにパーティーの相談をした。
『安心して下さい、エリーゼさん。まずはドレスを決めましょうか』
サラちゃんは全然慌ててなくて、ドレスの準備を始めた。
『今回はクラウド様の戴冠式パーティーで、エリーゼ様のお披露目ですから、ドレスの色は紫になります』
「どうして紫色なの?」
『紫は国王の妻となる方がお披露目の時に代々着られる色なんです』
「そうゆうのが決まってるのね」
まぁ、どんなドレスにしようか悩まなくて良い分楽だけど。
『いわば紫色のドレスを着られる方は国王の妻となる方のみ、他の来賓客の方が紫色を着る事はありません』
じゃあ、紫色のドレスを着るという事は私にも覚悟が必要という事か・・・。
取り消す事の出来ない誓いの証となるんだろう。
クラウドと結婚・・・彼は私の事を本当に大切に想ってくれている。
それは私にもしっかりと伝わってくるし、私自身もクラウドの事を好きだ。
だけど・・・結婚・・・。
お披露目では婚約者として紹介されるのであって、何も今すぐに結婚というわけではない。
確かに想いは通じ合っている。
でも、通じ合ってすぐにお披露目で国王の妻になる人しか着る事が許されない色のドレスを身に纏う。
それは私には些か荷が重かった。
勿論逃げ出す気はないが、もう逃げる事は出来ないと言外に言われているようで。
クラウドが去ってから早速サラちゃんにパーティーの相談をした。
『安心して下さい、エリーゼさん。まずはドレスを決めましょうか』
サラちゃんは全然慌ててなくて、ドレスの準備を始めた。
『今回はクラウド様の戴冠式パーティーで、エリーゼ様のお披露目ですから、ドレスの色は紫になります』
「どうして紫色なの?」
『紫は国王の妻となる方がお披露目の時に代々着られる色なんです』
「そうゆうのが決まってるのね」
まぁ、どんなドレスにしようか悩まなくて良い分楽だけど。
『いわば紫色のドレスを着られる方は国王の妻となる方のみ、他の来賓客の方が紫色を着る事はありません』
じゃあ、紫色のドレスを着るという事は私にも覚悟が必要という事か・・・。
取り消す事の出来ない誓いの証となるんだろう。
クラウドと結婚・・・彼は私の事を本当に大切に想ってくれている。
それは私にもしっかりと伝わってくるし、私自身もクラウドの事を好きだ。
だけど・・・結婚・・・。
お披露目では婚約者として紹介されるのであって、何も今すぐに結婚というわけではない。
確かに想いは通じ合っている。
でも、通じ合ってすぐにお披露目で国王の妻になる人しか着る事が許されない色のドレスを身に纏う。
それは私には些か荷が重かった。
勿論逃げ出す気はないが、もう逃げる事は出来ないと言外に言われているようで。