心の恋愛事情
次の日も、クリスマスらしい事は何もせずに過ぎていった。
26日、突然恭から電話がかかってきた。
「クリスマスどうだった?祐から何貰った??」
「いきなりそれ!?いいけどさ…。クリスマスプレゼントは小さいツリー。誕生日プレゼントは指輪だったよー」
「マジ?ホントに指輪にしたんだあいつ…」
「…どうゆうこと?」
「あ、いや…祐にさ、雅が指輪欲しがってたよー、って言ってみたんだよねー」
「…なるほど。それなら納得だよ。何も言ってないのに祐が指輪くれるなんておかしいと思ったもん」
電話の向こうで恭の笑い声が聞こえた。
「だって祐だよ?アイツ何か基本的に考え方ガキじゃん?言動が子どもっぽいって言うか…。そんな奴が“指輪”って思い浮かぶとは思えないじゃんよ」
「まぁ確かにね。でもアイツ“男”としてはちゃんと相手のこと考えてると思うよ?」
「……そう?」
「うん、雅の話し聞く限りうちの奴より良い男だと思うもん」
恭は7つ上の彼氏と付き合っていた。
それなりに大人な恋愛をしているであろう恭に、そう言われたことに少し驚いた。
それでもやっぱり私は祐のことをガキとしか思えなかった。
26日、突然恭から電話がかかってきた。
「クリスマスどうだった?祐から何貰った??」
「いきなりそれ!?いいけどさ…。クリスマスプレゼントは小さいツリー。誕生日プレゼントは指輪だったよー」
「マジ?ホントに指輪にしたんだあいつ…」
「…どうゆうこと?」
「あ、いや…祐にさ、雅が指輪欲しがってたよー、って言ってみたんだよねー」
「…なるほど。それなら納得だよ。何も言ってないのに祐が指輪くれるなんておかしいと思ったもん」
電話の向こうで恭の笑い声が聞こえた。
「だって祐だよ?アイツ何か基本的に考え方ガキじゃん?言動が子どもっぽいって言うか…。そんな奴が“指輪”って思い浮かぶとは思えないじゃんよ」
「まぁ確かにね。でもアイツ“男”としてはちゃんと相手のこと考えてると思うよ?」
「……そう?」
「うん、雅の話し聞く限りうちの奴より良い男だと思うもん」
恭は7つ上の彼氏と付き合っていた。
それなりに大人な恋愛をしているであろう恭に、そう言われたことに少し驚いた。
それでもやっぱり私は祐のことをガキとしか思えなかった。