心の恋愛事情
不合格という通知を受けてから、私はスイミングの練習を休んで猛勉強した。
学力入試に挑む為に。
意地でも合格してやる、と思った。



その数日後、祐から電話で『合格した』と聞かされた。
けれど私は祐にかまっている余裕はなかった。
良かったね、と短く応えることしかできなかった。






私が推薦入試に落ちた時には凄い慰めてくれたのに…










私はいつだって自分の事ばかりだった














いつも…いつも―――…












―――学力入試の合格発表日、私は再び職員室に呼び出された。









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