心の恋愛事情

その日を境に、私達はまたメールをするようになった。
やっぱり送ってくるのは祐から。
初めはイベントの連絡だけだったが、次第に普通のメールになってきた。



祐と別れてから静かだった携帯が、また頻繁に鳴るようになった。
それが少し嬉しかった。






イベント当日―――
詳細をあまり聞かされていない私は、入り口のところで祐と待ち合わせをする事にした。
数ヶ月ぶりの祐との再会。

メールでやりとりをしていたと言ってもやっぱり直で会うのは勇気がいった。


会場に着くと、すぐ入り口に立つ祐を発見した。
一歩一歩近づいていく。


何て声をかけたらいい?
どんな顔で会えばいい??





私の心臓は爆発しそうだった。
まさか祐に会うのにここまで緊張するとは思わなかった。
心の準備が不十分過ぎた。






祐はこの時どんな気持ちで待ってたんだろう?


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