君に聞いてほしい
「あ!私、沙耶斗を迎えに行かなきゃならないんだった!」
「あ、そうなんですね!じゃあ、またお邪魔し「あー!待って!私が帰ってくるまで龍人と話でもしててちょうだい!夕食ご一緒しましょうよ!」
い、いいのかな……
「母さんがああ言ってるんだから、遠慮しなくていいよ?」
要宮さんが微笑みながら言う。
断るのも申し訳ないし、色々お話ししたいから……
「では、お言葉に甘えて!」
「そう。それなら、急いで帰ってこなきゃね!」
そう言って、花香さんは急ぎ足でリビングを後にした。