愛してなくても、いいよ
その日は遥斗から大学の近くのカフェでランチをしようと連絡が来ていた
デートみたいでなんだか少しだけソワソワする。
遥斗と出会ってまだ1日
私は普段の気の強い性格とは思えない程なんだか弱気になったなぁ…なんて思っていた
「…ごめん!美咲待った?」
「おっそいから!何分待たせてんの!こんな暑い中!汗びっしょり!」
「ほんとごめん!レポート遅れちゃって…」
「なーんて。別に気にしてない。行こ!」
そう。これでいんだ。私は私らしく。