いい加減、好きって言わせろ
「もうっ、意識しちゃって♪」
「そんなんじゃない‼‼‼‼」
こんな感じで私の家族はみんな仲良し
……なのはいいんだけど、うるさすぎるのがたまに傷
「琉奈、入って来なさい
星真くんは俺と話をするから」
「…でも……」
「いいから」
星真くんと目が合うと星真くんはコクンと頷いた
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はぁ~…… 気持ちよかったぁー
リビングに入ると、酔っぱらってるお父さんと……星真くん…!?
「お父さん!!!
なんで星真くんに飲ませてるのよ!?
未成年なんだよ!?」
「大丈夫だよなぁー?
星真くん?」
「えぇ、楽しかったです~」
だめだこりゃ、完全に酔っ払ってる
「お父さん、もう夜遅いですし明日は勤務でしょ?
寝室に入ってください」
お母さんがお父さんをたたき起こしてリビングから消えた
「星真くん、大丈夫?
顔真っ赤だよ?」
「ぜーんぜん大丈夫~
それより、琉奈チューしよ?」
「だーめ、なんてこと言ってるの
早く帰らないとおうちの方心配するでしょ」
「心配なんかしねぇーよ
俺の母親は、男をとっかえひっかえして家で遊んでる
逆に俺が帰る方が邪魔で仕方ないんだよ」
「そ、そんな……」