いい加減、好きって言わせろ
「琉奈、今日は星真くん泊めてあげなさい
明日は、祝日だから
だいぶ酔っ払ってるようだからそれじゃ歩けないわ
ワイン一口しか飲ませてないみたいなんだけど…
お酒弱かったのかしら」
「未成年なんだから」
呆れる
「全っ然大丈夫です
泊めてもらうなんてそんな」
強気な言葉とは裏腹にフラフラと足取りは危なっかしい
「ちょ、星真くん!?」
フラッと倒れ込んで床で眠ってしまった星真くん
お父さんのせいよ……
「星真くーん
起きてー
寝室に行こ」
肩を貸して、ゆっくりと階段を上がり余っている布団を敷いて寝かせた
「ゴメン」
「もう、今日だけだからね」
そっと微笑んだ