いい加減、好きって言わせろ
私はパジャマ姿の上にパーカーを羽織って玄関に出た
お母さんやお父さんに気づかれないように玄関のドアもそーっと閉めた
「うぅー、寒い」
「お待たせ
会いたかった」
全速力で走ってきてくれたのか、すごく息が切れている
「うん
なんか恋人同士みたいだね」
「抱きしめても、いいか?」
私はなぜか分からないけど、自然と頷いた
星真くんの胸の中で、星真くんのにおいだなぁなんて……
「琉奈、俺お前のことす「ガチャ」」
ドアノブが開く音で、二人の体は素早く離れた
「あらぁ星真くん来てたの?
お邪魔だったかしら、続きをいいわよ」
家の中に入っていったお母さんが、お父さんにちくっているのがしっかり聞こえる
何でこうあるのかなぁ・・・
星真くんに申し訳なかった