いい加減、好きって言わせろ
気づいた気持ち


「「「おめでとー」」」

朝起きて、リビングに行くとお母さん、お父さん、お姉ちゃんがクラッカーを持って私を待ちかまえていた


そう、今日は私の誕生日


「ありがとう~」


幸せだな~…



学校でも咲水はプレゼントの名前入りハンカチをくれた


「ありがとう~!」



星真くんには放課後一緒に帰ろうと言われた



今日は、幸せな1日だった



「本当にゴメン」

「いいって別に~」

星真くんは今日誕生日だと知らなくて、何も用意出来ていないことに謝っているみたい

全然いいのに・・・


「今出来るプレゼントしかあげられないけど……」


「!?」


長い長いキスだった



「誕生日おめでとう、琉奈」

キュン────



















好き……



ぇ・・・? 私って、星真くんの事好きなの...?




よりにもよって、学園の王子様を好きになってしまうなんて……



初恋の相手が……王子様


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