いい加減、好きって言わせろ
「ケホッコホッ」
「大丈夫か?」
あまりに咳がひどくて、背中をさすってくれた
「あんまり無理すんなよ」
そう言って、星真くんは呼吸の荒い私の唇をそっとふさいだ
「んっ、うつるからダメッ・・・」
「琉奈の風邪なら何度でも貰ってやる」
押し返したけど、またふさがれる
こんな長いキス初めてで荒い呼吸がいっそう荒くなる
「ゴメン、とまらなかった」
余計に熱が上がるじゃんか!!!
全身が火照ってきて、星真くんの方に倒れ込んだ
「琉奈!?」
「ごめん、力が入んない」
「可愛い……」
「こういう時にまで、お世辞いいから!!!」
「お世辞とかお前ふざけてんの?
可愛ずきて、俺の理性ぶっ飛びそうなんだけど」
「星真くん、冷たくて気持ちぃ」
「熱ありすぎ」