いい加減、好きって言わせろ
泣き腫らした目を見てため息をついた
ダメだ、冷やしてもダメだ
頭もガンガンするし、まぶたが重い
「大丈夫?
琉奈、保健室で寝とく?」
一時間目からサボるなんて初めてだ
「ん゛~」
頭が痛すぎて、こめかみを押さえた
「琉奈つらそうだから、休んでなよ
休み時間また来るからそん時落ち着いてたら授業戻ろ?」
「うん、ゴメンネ」
咲水は保健室の先生と仲がいいらしくなにやら仲良く話している
「一番奥のベッド空いてるわよ
ゆっくりしていって」
すごい優しそうな先生
咲水は私と目が合うと、親指を立てて顔の目の前に差し出した
ベッドに横になると、眠れていなかったからか、すぐに夢の世界に入り込んでいった