いい加減、好きって言わせろ



「蘇宮くん?」


「あぁ、石間さん……」


「どうしたの?」


「大事な話があるから、園宮さんに呼ぶように頼んだんだ

ゴメン」

咲水、頼まれたな……?


「それで……話って……?」


「…」


蘇宮くんが息を呑むのがわかった



「俺……」


「・・・?」


「石間さんのことが……」


「・・・?」



「すきだぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!!」



「へ……?」


「好きなんだよ!
言葉に表せないほど、すっごく」


「あの、……それは一緒に誕生日プレゼントを買いに行った時から……?」


「は?……あっ、ずっと前から

その……入学式の時から」


「ゴメ「返事は良いから!!」」


「ぇ?」


「だから、俺に気持ちが向いた時に返事はもらうから」


これって……世にいう告白なの!?

はじめて知ったかも


今まで私を好きでいてくれてた人たちに申し訳なかったな~……

もしこれが告白だというのなら、1年の時は何十回と人を傷つけたのかもしれない



「ありがとう!!!」


立ち去ろうとした蘇宮くんの背中にその言葉をのせた


「おぅ!!」


蘇宮くんは手を振って屋上を出ていった
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