俺様常務の甘い策略
「まだまだお前には負けない。悔しかったら、私に引導を渡してみろ」

「その役はもうジェイクじゃない?」

「お前は私の息子みたいなもんだ。私の会社を辞めてもな」

ジョージの言葉に胸が熱くなる。

「俺には手強い親父が二人もいるわけだ」

俺はフッと微笑する。

ジェット機の準備が整うと、ジョージは俺と沙羅にハグをして飛行機に搭乗。

俺と沙羅はジョージの乗ったジェット機が見えなくなるまで見送った。

それから俺達は車に乗り、俺はある場所に向かって車を走らせる。

「ねえ、屋形船に乗ったあの日、会社の正面玄関でジョージに耳打ちしてたでしょう?何話してたの?」

信号待ちをしていると、ずっと静かにしていた沙羅が口を開いた。

「正面玄関で?ああ……あれか。ジョージに沙羅は俺のだから手を出すなって言ったんだよ。あの人はいい女はすぐに口説くからね」
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