俺様常務の甘い策略
会場にはもう誰もいなかったけど、私達はここが会社という事も忘れ、キスに夢中になった。
今……颯介がここにいることに……無事で帰って来たことに……神に感謝したい。
キスが終わると、颯介はまた私を抱き締め耳元で優しく囁いた。
「愛してる」
その言葉を聞いて、絶対にこいつを離してやるもんかと思った。
もうあんな絶望は味わいたくない。
死ぬも生きるもこいつと一緒だ。
「ずっと側にいなさいよ」
私から離れたら許さない。
半分泣きそうになりながら颯介の目を見て呟くと、こいつは満面の笑みを浮かべ頷いた。
「約束する」
それは永遠の約束。
私はその言葉を一生忘れないだろう。
☆
私の天敵で、ライバルで、恋人な彼。
彼の妻になるのは悪くない。
私の幸せは颯介とともにある。
fin(2015.7.12)
今……颯介がここにいることに……無事で帰って来たことに……神に感謝したい。
キスが終わると、颯介はまた私を抱き締め耳元で優しく囁いた。
「愛してる」
その言葉を聞いて、絶対にこいつを離してやるもんかと思った。
もうあんな絶望は味わいたくない。
死ぬも生きるもこいつと一緒だ。
「ずっと側にいなさいよ」
私から離れたら許さない。
半分泣きそうになりながら颯介の目を見て呟くと、こいつは満面の笑みを浮かべ頷いた。
「約束する」
それは永遠の約束。
私はその言葉を一生忘れないだろう。
☆
私の天敵で、ライバルで、恋人な彼。
彼の妻になるのは悪くない。
私の幸せは颯介とともにある。
fin(2015.7.12)