俺様常務の甘い策略
3、張られた糸 ー 颯介side
秋月がムッとしながら社長室を退出すると、俺はクスッと笑った。
彼女と話していると、六年ぶりに日本に帰って来たんだと実感する。
「沙羅くんとは親しいのか?」
社長であるじいさんが口元に笑みをたたえながら、面白そうに俺に聞いてくる。
「向こうはどう思ってるか知りませんけど、俺が唯一認めるライバルですよ」
「ほお。それは、興味深いね」
じいさんの目がキラリと光る。
さては、俺と秋月をくっつけようと画策しているのだろう。
「まあ。俺を楽しませてくれる貴重な存在です。変な気を回して邪魔をしないで下さいね」
俺はニッコリ笑ってじいさんに釘を差す。
「努力はするが、私もそろそろお前の子供を抱きたいんだがね。お前ももう二十八だろ?」
彼女と話していると、六年ぶりに日本に帰って来たんだと実感する。
「沙羅くんとは親しいのか?」
社長であるじいさんが口元に笑みをたたえながら、面白そうに俺に聞いてくる。
「向こうはどう思ってるか知りませんけど、俺が唯一認めるライバルですよ」
「ほお。それは、興味深いね」
じいさんの目がキラリと光る。
さては、俺と秋月をくっつけようと画策しているのだろう。
「まあ。俺を楽しませてくれる貴重な存在です。変な気を回して邪魔をしないで下さいね」
俺はニッコリ笑ってじいさんに釘を差す。
「努力はするが、私もそろそろお前の子供を抱きたいんだがね。お前ももう二十八だろ?」