アバター2
「へぇー。そうなんだ」

「Hしないから、少しこない」

「今日は任務じゃないの?」

「任務だよ。後2時間あるよ」

「少し行くね」

 ナミのアバターは狭いカプセルルームに現れた。
布団の上に横たわっていた川田の横に寝そべった。

「いらっしゃーい」

川田は満面の笑みで向かえた。川田はすぐにナミに抱きついた。

「ちょっと待って、Hしない約束だろ」

「ちょっとハグするだけ」

川田は、ナミのアバターに抱きつき、軽くキスをした。
アバターは、顔色が優れない。

「どうしたの?」

「最近サイトから厳しいく言われるの」

「えっ。何?」

「友達を紹介してもらって、会員を増やせとうるさいの、ナミはぜんぜん会員とれないの」

 そうか、このサイトはエロサイトなのかもしれない。彼女のアバターを作って、どんどん会員を増やして稼ぐのか。

「だけど、ここでは会員増やせないよ、携帯は禁止だし、パソコンも厳重なファイヤーウォールを通らないと使えないし」
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