アバター2
「どうしたの」
川田はうつろな目で、ナミのアバタ-に言った。

「今日はこれまで、任務に差し支えるから、任務が終わって、又来るよ」

「お願い、最後までして」

「だめよ。艦長のこと調べてきたら、また来るよ。連絡して」

ナミのアバタ-は、陶酔しきっている川田を置いて消えた。

「そんな、せっしょうなー」

川田は、裸のまま動くことが出来ない。暫く目を閉じた。
川田は我に返り、服を着た。

「艦長の家族の写真か、絶対に撮ってやる!」

川田は、ポケットに携帯を忍ばせた。見つかれば懲戒処分は確実だ。だが、もうこの任務が終われば辞めるのだ、懲戒処分なんか怖くない。ナミのアバタ-を失う方がもっと怖い。
川田は気合を入れ、カプセルルームを出た。
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