7年先も、キミを想って。
……よかった、普通に話せてる。和人が言ってた通り、城乃さんって優しい人なんだな。
思ってたより楽しくなりそうかも。
「なぁ、腹減らねぇ?何か食おうぜ」
「確かにお腹減りましたね」
家で何か食べてくればよかった。和人が急かすから食べそこねたもん
「何か食いてーの無い?俺何でもいいよ」
「私あれ食べたいです綿菓子!」
私は少し先にある屋台を指さしながら言った。
「おぉ、良いねぇ綿菓子、良かったら半分こしねぇ?俺絶対残しちゃうんだよな」
「えっ半分こ、ですか…いっ、いいですよ」
はっ半分こって、そんなの、かっカップルがやるようなことじゃん……でっでも城乃さんが食べれないってゆうなら仕方ない、よね。
それから少し歩いて綿菓子の屋台の所に着いた
「うわぁ、凄い行列…」
「本当ですね、やめときますか?」
「いや、俺が並んどくよ。東城は向こうの人が少ない所で待っててよ」
「それは城乃さんに悪いです、私も並びます。私が食べたいって言ったんですから。」
城乃さんだけが行列に並ぶなんて悪いよ。
さっきから城乃さんはずっと私に気を使ってくれている。「人混み大丈夫?」とか、「疲れてない?休憩大丈夫?」とか、優しすぎるって位