7年先も、キミを想って。


「だったらわりぃか」


っと私の先を歩きながらいった


少し照れてる?こうゆう所とか可愛いんだよな、星夜って。

だから少し意地悪なこと言いたくなる

「星夜優しい〜」

「ばっ、バカにすんな、行くぞっ」


やっぱり照れる、やっぱり星夜って……優しいところもあるけど、可愛い所もあるな笑




ガラガラ……


「あったか?」

「うんっ、あったあった、ごめんね」


私がそう言うと、「ん」と一言低い声で言い、正門へ向かう事にした。


「あ、わりぃ、俺自販機行ってくる」

「わかった、私、門で待っとくね」


わりぃな、と言い、自販機のある方へ小走りで向かって行った


そこからノコノコと歩きながら、さっきまで教室の机の上にあった携帯画面を見ると、画面には9時30分と表示されていた。


もうこんな時間か、今日はあっという間だったな。皆でバンド成功させて、皆でワイワイはしゃいで……けど、来年の学園祭には、星夜達いないのか……

そんな事を思って、勝手に悲しくなった私は何の思いもなしに、ふと、後夜祭のあった体育館の裏に目をやった、そこには…


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