7年先も、キミを想って。
あれ………あぁ、寝ちゃってたんだ。…星夜は、どこだろ
私は、多分星夜が掛けてくれた布団をたたみ、部屋を出て星夜を探した
「星夜…どこ?」
「あっ、起きた?ごめん、風呂入ってた。」
肩にタオルを掛けて出てきたのは星夜だった
髪が濡れていて、妙に色っぽい姿につい見とれてしまった。
「日和?大丈夫か?」
「あ、うん、だいぶ落ち着いたみたい。ごめんね、寝ちゃってた」
「全然、それより風呂入れよ、今日は汗かいただろ?
……俺の後で良ければ、だけど…」
「いいよ、私今から帰るから、それに明日学校だし。着替えもないし、夜遅くまでごめんね。それに今日はありがと」
携帯の画面を見ると夜の 0時を少し過ぎていた。
こんな時間まで人ん家にいたのは初めてだなぁ、星夜に迷惑かけちゃった
「待てよ!」
星夜が私の腕を掴み、珍しく大きな声でそう言った。
「待って……泊まっ…てけよ。夜遅いんだったら尚更、着替えは俺の使ったら良いし……」
そう星夜が必死に止めるから、私はコクっと頷いてしまった。