7年先も、キミを想って。


*小野星夜*


日和が叫ぶから急いで風呂場まで行ったら、あいつはタオル姿で飛びついてくるし、俺は理性保つのにいっぱいいっぱいで………俺も男だっつーの。


鈍感で天然なあいつを好きになった俺も俺だよな……


帰るって言って慌てて止めるし、日和と居たら、俺が俺じゃなくなるってゆうか……あぁぁあ!わっかんね!どしたんだろ、俺。


「せい…や……」


急に声がしたから、驚いて振り向くと…


「…!!」

ビビられた。


「あっ、ごめん。……さっきのことなら気にしなくていいから……」

「うん……あっ、服これで良かった?棚に置いてあったから、これかなって思ったんだけど…」


ぶかぶかの俺の服を着ていて、その服の裾を少し握って聞いてきた。


あぁ、そんな仕草まで可愛く見える俺は重症なのだろうか…


「それであってるよ、ドライヤーも棚に置いといたから、それも使って。」

「うん、ありがと」

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