7年先も、キミを想って。
日和は風呂場の棚からドライヤーを取りに行き、延長コードにコンセントを差しソファーに座り、長く綺麗な髪を乾かし始めた。
ボォーっていう音が部屋に響き、
途中で俺に「煩くない?」と聞いてきたりと、色々俺に気を使ってくれていた。
数分後…
「ん。」
その一言だけ言い、テーブルの上にさっきまで作っていたものを置いた
「オムライス?」
「うん、日和の事だから、まともに昼も食べてないだろうと思って。ちょっと大き過ぎたかもしんねーけど…」
「ありがとう!お腹減ってたのも忘れてた、ハハッ
けど、こんなに食べれないから一緒に食べよーよ」
星夜も食べてないんでしょ?と俺に聞き、答える前にスプーンをもう1つ持ってきた
食べてないけど!食べてないけど一緒にはおかしいだろ!?
「?食べないの?」
「食べる。」
俺は日和からスプーンを貰い、日和が一口食べたのを確認して、反応を待った。