7年先も、キミを想って。
*初めてのズル休み*
*東城日和*
「………り……ひ…り……おい、日和、起きろー」
「…んっ………はよー……」
私はまだ頭が起きていない状態で返事をした
「起きろよ、飯作ったから食え。」
「んー……眠い。」
昨日遅くまで起きていたせいで、すっごい眠い。
ほら、起きる、と星夜に言われ、半ば引きずられながらリビングに移動した。
テーブルの上には食パンと目玉焼き、ベーコン、ポトフ、端には醤油とソースとマヨネーズが置いてあった。
「ほら、食わないと死ぬぞ。」
「食べなくても死にはしないよー、けど、美味しそうだから食べる。」
はいはい、と言われながら、私はむしゃむしゃと星夜が作ってくれた朝食を食べた。
目が覚め始めた頃に、私はある事が気になった。
「…今何時?」
そう言うと、星夜は
「11時半」
と、今更何を言っているんだ?と言う顔を向けてきた。
「えっ!?どうしよ、学校に連絡……」
「連絡はした、体調悪くて俺が看病してるって。…日和、昨日の今日で学校行けるか?少しは休憩も必要だ、今日は気晴らしにどっか出掛けよう。」