7年先も、キミを想って。


「あ、ありがとう。ごめんね昨日から色々、私、学校の事まで頭回らなくて……」


「いいって、飯食ったら日和ん家行って服着替えて、それから遊びに行こーぜ。」


あ、そっか、私今星夜の服借りてたんだ。


それから私達は朝食?を食べ終え、制服に着替えて、私の家に向かった。




「ごめん星夜、リビングで待ってて、すぐ着替えてくるから」

「ん、ゆっくりでいいからな」


うん、と頷いてから、私は自分の部屋に向かい、クローゼットの中の服とにらめっこしながらも、白のワンピースを選び鞄に財布とスマホを等を入れ、リビングに戻った。


「ごめん!遅くなった」

「全然良いよ、ワンピースなんだな。」

「うん、何か変かな?」

「別に変じゃないよ、似合ってる…」

「え?」


最後の方がボソボソの喋ってたからつい聞き返してしまった。


「別に、何でもない。日和どっか行きたいとこあるか?」

「私?私は、どこでも…」


本当は本屋とか服屋とか行きたいんだけど、星夜がつまんないだろうし……


「じぃーー……」

「え、ちょ……星夜?ち、近い…かな?」



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