7年先も、キミを想って。
「お、お茶で良い?コーヒーきらしてて」
「別になんでもいい。それよりお前、今までどこにいたんだよ、学校休んでっから風邪でも引いたのかと思って来てみたら誰もいねーし。昨日も学園祭終わって待ってても帰ってこねーし、どこにいたんだよ。」
和人が私を真っ直ぐ見て聞いてきた。
私はその目を逸らす事が出来なかった。
「…星夜ん家」
「……あいつんとこ泊まったの?」
「う、ん。」
と頷いたら和人の顔色がバッと変わった。
「お前襲われたりしたらどうすんだよ!今も俺を普通に入れてるし、少し考えろよ!」
「星夜はそんな人じゃない!!」
星夜のことなんにも知らないくせに、何でそんなに星夜を悪くいうの?
「星夜はそんな人じゃないし、和人は幼馴染みだし、今まで普通に家に来てたじゃん!星夜も和人と同じで……キャッ!」
私の視界が急にグラッとなって、気が付けば和人の顔が目の前にあった。その向こうには白い天井があり、背中のあたりには革っぽいひんやりした感触があった。