7年先も、キミを想って。



「え、私も?やだよ」

「良いじゃん、それに日和が抜けたら人数合わなくなるし」


んー、私が抜けたら皆が楽しめなくなるもんね……まぁ、いっかっ

「そっか、わかった。紙とかあるの?メモ帳なら持ってるけど…」

「おぉナイス!じゃあ紙ください、んで番号書いてっと……」


誰となるんだろ、和人だったらいいな、楽だし。
せめて知らない男子以外で頼む!!!


「よし、出来たー。男子左で女子右な、俺は残ったやつでいいから」

「「は〜い」」

「じゃあ皆掴んで………せーので引くぞ」

「「せーの!」」


………2番だ、何か変にドキドキするな…

「俺1番だ」

「私3番〜」

「日和何番?」

「え、私2番だった」

「えっ、東城2番?俺とペアじゃん!」

「あ、ほんとですか?よっ、宜しくお願いします。」


城乃さんで良かったって思う反面、ちゃんと話せるかな……ちょっと不安、和人の友達だから少しは話したことあるけど、本当に少しだけだし、大丈夫かなぁ私。


「そんな緊張すんなって、日和。拓斗はバカだけど良い奴だから、普通にしとけば良いんだよ」

「バカは余計だろ!」

「ハハハッ、ごめんごめん、まぁ拓斗、日和頼むわ。コイツ人見知りだから、やさし〜くてやって。」

「わかりました、じゃあ行ってくるわ」

「はいよ、楽しんで〜」


城乃さんは和人の親友で気になってはいた人。


「じゃあとりあえず、進もっか。どこ行きたい?」

「ぇっ、あ、どこでも良いです。」


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