7年先も、キミを想って。


「そっかぁ、じゃあ適当に進むか。」

「あっはい、」


やばい、自分でもビックリするくらい緊張してる。
あぁ、ダメだ緊張するな、普通に普通に…………でも、会話位しないとまずいよね………えっと、こんな時はどんな事話すんだろう……あ!

「じょ、城乃さん!」

「ん?どした?」

「きっ、今日のお祭りって、花火上がるんでしたよね?」

「あぁ、確かそうだと思うよ。」

「もし良かったら、一緒に見ませんか?」

「えっ……」


……失敗?そうだよね、いきなり花火見ようなんて聞いたら引くよね、城乃さん困るよね、あぁまたやっちゃった。緊張したらついこんな事言っちゃうんだよね。


「あっ、すいません、急に。困りますよね、仲良くない人に花火誘われても……」

「ちっ違う!そじゃなくて、びっくりしただけ、まさか東城に誘ってもらえるとは思ってなかったから、今スゲー嬉しい。東城が良ければいっしょにみようよ、俺も見たいし」


良かった!良いってゆってくれた!そんなに喜んでくれるとは思ってなかったから、何かホッとした感じ


「あっありがとうございます。ダメもとで聞いたんで凄く嬉しいです!
私、花火大好きなんです。何か、幻想的じゃないですか、綺麗だし。何もかも忘れられるんです。」

「うん、わかる。俺も花火見てたらつい言葉忘れてずっと見てる、良いよな、花火って。」

「はい!」
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