もしもあの時に戻れたら

「辻井くんだよね?久しぶり。私のこと覚えてる?」

そう言ってほほ笑むのは、彼女だった。

「筒井?」

彼女は美しく成長していた。

小学校のころから可愛かった。

決して目立つタイプではないが、ひそかにモテるタイプだった。
< 5 / 17 >

この作品をシェア

pagetop