好きになってもいいですか?
ふとおもえば、


小学校の時もこの場所だった


窓際の1番後ろの席


1番誰も気づかない席

ううん…


違う 私に気づこうとしてなかった


じわっ

「やばっ…」

感情的になりすぎて涙が…


ガラッ

『あれ?君1人?』


やばい…っ人が

「…はぃ」

私は消えそうな声で小さく返事をした

『ふーん…ってか、泣いてる?』


「…………泣いてません」


私は手で顔を隠してるから相手は見えない

けど…男の人?の声


『嘘だ。泣いてる絶対。顔見せて』

なにこのおせっかいな人…

ガッ

「やっ…」




腕を掴まれ、顔をあげてしまった





そしてその人と目があってしまった



わっっ






…かっ…こ…いい



その男の人は目がキリッとしてて

鼻が高くて

髪型は短くも長くもない長さで…


とにかく、かっこよかった



「うわっ…かっこいいですね…じゃなくて、
なにするんですか!!!!!!」

思わず口に出してしまった


『ははっ君、おもしろいね。
あっ…やっぱり泣いてた…目が腫れてる』





っっ…こんなにかっこいい人に見られるとは…

『入学早々、何かあったの?』


「っっ………」

言いたくない




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