**青空ドロップ**~君が落としたラブレター〜


でも

ちゃんと謝らなきゃいけない

協力するなんて言っておきながら

こんな結果になってるんだもん



「ごめんね…」

「謝んないで。私、陽向ちゃんが思ってるほどいい子じゃないから。」



私が謝ると

彼女の雰囲気が変わった気がした

さっきまではほわほわした子犬だったのに

今は尻尾をたてて威嚇してる猫のようだ




「青山くんと陽向ちゃんが一緒にいるの見る度になんであの子なんだろう、なんで私じゃないんだろうって思ってた。」


「陽向ちゃんに協力してって言ったのも悪意。陽向ちゃんが青山くんのこと好きなの知ってたし、青山くんが私に興味ないのもわかってた。だから半分八つ当たりだよ」



マシンガンのように

どんどん出てくる桜ちゃんの本音

正直心折れそうだけど______




「正直、青山くんよりいい男はたくさんいるし?別に男に困ってないから…」


「そっか…」



反論…できない

確かに桜ちゃんは誰が見たって可愛いし

男の子に困らないのも事実

だけど…

桜ちゃんは私と同じだ



嘘、ついてる


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