**青空ドロップ**~君が落としたラブレター〜
友達としての"好き"じゃなくて
恋人としての"好き"
私からの"好き"は今が初めてだった
風斗は今みたいに
私を確かめるようなことは言わなかった
だから私も何も言わなかった
ちゃんと自分の心で確かめられるまで。
でも今日、風斗と過ごしてて思ったの
"好きだなあ"って
風斗の隣でずっと笑ってたい
風斗の隣でずっとあなたの笑顔を見ていたい
これから先の未来なんて誰にも分からないけど
その見えない未来を
風斗と過ごせてたら幸せだろうなって
心から思った
強がりでも、同情でも、嘘でもない
私が感じた"好き"の気持ち
「ごめんね、待たせて」
まだはっきりと信じてない風斗に伝えたい
私は、あなたの隣にいるよ
もうどこにも行かないよ
ずっとずっと待たせてごめんね
不安にさせてごめんね
ずっとずっと待っててくれてありがとう
「ひなた…」
私は風斗の隣に座って
驚く風斗の目を捕まえて笑った
"ここにいるよ"そう伝えたくて______
「好き」
私から
風斗にキスをした