**青空ドロップ**~君が落としたラブレター〜
我ながら自爆だと思った
また自分を締め付けてる
「お前は?俺といるの楽しい?」
…らしくない
いつもの風斗はそんなこと聞かない
当たり前のように遊んで話して。
それなのに今は
私の思いを確認するかのように尋ねる
私の答えは決まっているのに
「楽しいに決まってるじゃん。
風斗といると嫌なこと忘れられる」
これは嘘じゃないよ。
本当のこと。
辛いことがあっても
どんなに苦しくても
一番に風斗が気づいてくれて
笑わせてくれて
悩みなんか吹き飛ばしてくれるから
「ならよかった」
安心したかのように笑った
ほっとしたっていうか…
やっぱり風斗らしくない
「急にどうしたの?」
今度はゴソゴソと
焼きそばのパックを開けながら
「んーいや…」
言葉を濁らせた