**青空ドロップ**~君が落としたラブレター〜
風斗は
私の気持ちに気づいてたから
自分の気持ちを押し殺して
今まで私と接してきたという
「久しぶりに遊びに誘った時のこと覚えてる?」
あの日
桜ちゃんがしぃを呼び出して
たぶん告白して、告白されて
その二人の背中を見てヘコんで…
「時雨が影内と歩いてるのたまたま見かけて、ちょっとお前のクラス覗いたら案の定しょげてるし…だから時雨に頼んだ」
私、そんなに顔に出るタイプだったっけ…?
確かにあの時はヘコんでたけど
そんな人に気づかれるくらいだったなんて
思ってもいなかった
「そしたらさ、あいつ、関係ないのに突っかかってきてさ」
私は黙って風斗の話を聞く
「ひなたに用があるなら俺が代わりに伝えとくけどって。でも別に時雨には関係ないから断ったんだよ。そしたら」
次の言葉を待つ