めくるめく恋心
第6話 夏の夜
きーちゃんとはギクシャクしたまま夏休みに突入した。そんな中今日は初めてのお墓参り。ニューヨークからパパとママも駆けつけてくれた。
「仕事大丈夫なの?」
「こういう時くらい休まないとな。」
「とか言いながら、そんなに休み取れなかったのよ?」
ママの突込みにパパは苦笑いを浮かべた。
_久しぶりに会ったけど、パパもママも変わりなく元気そうで安心した。
「大丈夫か?」
心配してくれるうーちゃんに笑って返した。
「インターハイ前で大変なのに部活休ませちゃってごめんね。」
「お前は気ぃ遣い過ぎなんだよ。 こういう日くらい周りの事気にすんな。」
そう言ってうーちゃんは私の頭をくしゃっとした。うーちゃんの優しさが嬉しくてつい頬が緩むけど、その先に居るきーちゃんを見てその緩みもキュッとしまった。
「きーちゃんも忙しいのに今日はありがとう。」
「別に? おじさん、おばさん、それにマコちゃんにはお世話になってたから。」
顔は笑ってるのに目は冷めている。そうさせたのは私かもしれないけど、そろそろ心が折れてしまいそうだった。
千代さんと昭人さんは何も言わないけど、私ときーちゃんがギクシャクしている事に気付いていると思う。
「仕事大丈夫なの?」
「こういう時くらい休まないとな。」
「とか言いながら、そんなに休み取れなかったのよ?」
ママの突込みにパパは苦笑いを浮かべた。
_久しぶりに会ったけど、パパもママも変わりなく元気そうで安心した。
「大丈夫か?」
心配してくれるうーちゃんに笑って返した。
「インターハイ前で大変なのに部活休ませちゃってごめんね。」
「お前は気ぃ遣い過ぎなんだよ。 こういう日くらい周りの事気にすんな。」
そう言ってうーちゃんは私の頭をくしゃっとした。うーちゃんの優しさが嬉しくてつい頬が緩むけど、その先に居るきーちゃんを見てその緩みもキュッとしまった。
「きーちゃんも忙しいのに今日はありがとう。」
「別に? おじさん、おばさん、それにマコちゃんにはお世話になってたから。」
顔は笑ってるのに目は冷めている。そうさせたのは私かもしれないけど、そろそろ心が折れてしまいそうだった。
千代さんと昭人さんは何も言わないけど、私ときーちゃんがギクシャクしている事に気付いていると思う。