めくるめく恋心
無事にうーちゃんへの誕生日プレゼントを買い終え、それからは自分たちの買い物に熱中した。気付いたら結構歩き回っていて、カフェで休憩することになった。
「もー足がパンッパンッ!!」
「私もー。 それに腕が痛いー。」
久々の買い物でつい楽しくなって大量買い。ショップ袋をぶら下げていた腕が赤くなっている。紐の痕がくっきり付いている。
「ねー、彼氏の写真ないの?」
「あ、あるよ。」
スマホの画面に千里の写真を出して恵奈ちゃんに見せた。メールでは彼氏が出来たって伝えたけど、こう改めて写真を見せるのは少し恥ずかしい。
「いっけめーん。 それに優しそうな人だね。」
「うん。 凄く優しいよ。 大事にしてくれる。」
「そっか。 まー私としては秋生と寄りが戻ればなーって思ってたんだけどね。」
「秋ちゃんと? あはは、何言ってんの。」
_秋ちゃんには彼女が居るじゃない。
加賀美さんが私を訪ねてきた事は恵奈ちゃんには言えなかった。恵奈ちゃんと同じ制服を着ていたから、私が話をすれば恵奈ちゃんの事だから加賀美さんのところへ話をしに行ってしまいそうだと思った。私のせいで恵奈ちゃんが誰かと揉めるなんて嫌だし、それに加賀美さんの気持ちも分かるから、これでいいんだと納得した。
「もー足がパンッパンッ!!」
「私もー。 それに腕が痛いー。」
久々の買い物でつい楽しくなって大量買い。ショップ袋をぶら下げていた腕が赤くなっている。紐の痕がくっきり付いている。
「ねー、彼氏の写真ないの?」
「あ、あるよ。」
スマホの画面に千里の写真を出して恵奈ちゃんに見せた。メールでは彼氏が出来たって伝えたけど、こう改めて写真を見せるのは少し恥ずかしい。
「いっけめーん。 それに優しそうな人だね。」
「うん。 凄く優しいよ。 大事にしてくれる。」
「そっか。 まー私としては秋生と寄りが戻ればなーって思ってたんだけどね。」
「秋ちゃんと? あはは、何言ってんの。」
_秋ちゃんには彼女が居るじゃない。
加賀美さんが私を訪ねてきた事は恵奈ちゃんには言えなかった。恵奈ちゃんと同じ制服を着ていたから、私が話をすれば恵奈ちゃんの事だから加賀美さんのところへ話をしに行ってしまいそうだと思った。私のせいで恵奈ちゃんが誰かと揉めるなんて嫌だし、それに加賀美さんの気持ちも分かるから、これでいいんだと納得した。