めくるめく恋心
この事は恵奈ちゃん以外誰にも言ってない。言ってないというか、言えないと思った。
「告白って……異性として好き……って?」
「……うん。 でも、困らせたくないから今まで通りでいるって言われた。」
きーちゃんは言った通り、次の日から何事もなかったかのようにいつも通りに戻っていた。きーちゃんの気持ちには応えられない。けど今までの様に仲良くしていたいと思うずるい私は、忘れたふりをして過ごしている。
「従兄弟で一緒に住んでるわけだし、そうするしかないよね。 最近彼氏できたわけだし、こんな事聞くのもどうかと思うんだけど、吉良君の事はそんな風に見た事はないの?」
_きーちゃんの事を?
「まさか……そんな風に見た事なんて一度もないよ。」
恵奈ちゃんの言葉に一瞬戸惑った。言葉の通りそんな風に見た事もなければ考えた事もない。けど、きーちゃんが離れていってしまったら寂しいかも……と思ってしまった。それは今までいつもそばに居てくれたからかもしれない。
「そっか。 それなら吉良君が言うように、前の関係でいるしかないよね。 気まずかったら高校でたら一人暮らしするとかすればいいと思うし。」
「今の所気まずさとかはないけど、もしそうなったらそうしようかな……。 この事恵奈ちゃんにんしか話してないから、内緒にしてくれる?」
「勿論。 誰にも言わないよ。」
「ありがとう。」
千里に隠し事をしてるようで心苦しいけど、言えるわけない。逆の立場だったらきっと辛い。相手が従兄弟じゃ関わらないでとも言えないし、どうしようもできないから……。
「告白って……異性として好き……って?」
「……うん。 でも、困らせたくないから今まで通りでいるって言われた。」
きーちゃんは言った通り、次の日から何事もなかったかのようにいつも通りに戻っていた。きーちゃんの気持ちには応えられない。けど今までの様に仲良くしていたいと思うずるい私は、忘れたふりをして過ごしている。
「従兄弟で一緒に住んでるわけだし、そうするしかないよね。 最近彼氏できたわけだし、こんな事聞くのもどうかと思うんだけど、吉良君の事はそんな風に見た事はないの?」
_きーちゃんの事を?
「まさか……そんな風に見た事なんて一度もないよ。」
恵奈ちゃんの言葉に一瞬戸惑った。言葉の通りそんな風に見た事もなければ考えた事もない。けど、きーちゃんが離れていってしまったら寂しいかも……と思ってしまった。それは今までいつもそばに居てくれたからかもしれない。
「そっか。 それなら吉良君が言うように、前の関係でいるしかないよね。 気まずかったら高校でたら一人暮らしするとかすればいいと思うし。」
「今の所気まずさとかはないけど、もしそうなったらそうしようかな……。 この事恵奈ちゃんにんしか話してないから、内緒にしてくれる?」
「勿論。 誰にも言わないよ。」
「ありがとう。」
千里に隠し事をしてるようで心苦しいけど、言えるわけない。逆の立場だったらきっと辛い。相手が従兄弟じゃ関わらないでとも言えないし、どうしようもできないから……。