めくるめく恋心
第7.5話 side:Ran
高校二年の春、私は初めて一目惚れというものを経験した。
すらっと伸びた身長に、がっちりとした体型。そして鋭い視線……一目で彼の虜になった。たくさんの人で賑わう購買で、彼以外目に入らなかった。
「欄? ボーっとしてどうしたのよ。」
「先に食べてて!!」
「え!? ちょっと欄!!」
友達に一言声を掛けて、その彼の元へ走った。
腕を掴むと彼は驚いた顔でふり返った。
_近くで見てももろタイプ!!
「何すか?」
「私二年の欄!! 名前何て言うの!?」
「……篠宮。」
「下の名前!!」
「……右京。」
_篠宮 右京……名前までカッコイイ!!
「連絡先教えてよ!!」
「何で?」
「何でって知りたいから!!」
渋々といった感じで右京は連絡先を教えてくれた。
一目惚れと言っても見た目がドンピシャなだけで、別に付き合いたいとかそんな気持ちはなかった。純粋に興味を惹かれた。ただそれだけだった。
すらっと伸びた身長に、がっちりとした体型。そして鋭い視線……一目で彼の虜になった。たくさんの人で賑わう購買で、彼以外目に入らなかった。
「欄? ボーっとしてどうしたのよ。」
「先に食べてて!!」
「え!? ちょっと欄!!」
友達に一言声を掛けて、その彼の元へ走った。
腕を掴むと彼は驚いた顔でふり返った。
_近くで見てももろタイプ!!
「何すか?」
「私二年の欄!! 名前何て言うの!?」
「……篠宮。」
「下の名前!!」
「……右京。」
_篠宮 右京……名前までカッコイイ!!
「連絡先教えてよ!!」
「何で?」
「何でって知りたいから!!」
渋々といった感じで右京は連絡先を教えてくれた。
一目惚れと言っても見た目がドンピシャなだけで、別に付き合いたいとかそんな気持ちはなかった。純粋に興味を惹かれた。ただそれだけだった。