めくるめく恋心
トレーを持って表に出て千里の所に向かった。
「さっきはごめん。 直ぐ助けに行ってあげられなくて……。」
申し訳なさそうな顔をする千里に、私の方が申し訳なくなった。
_千里が悪いわけじゃないのに……。
「愛から聞いたよ。 駆けつけようとしてくれたって。 心配かけてごめんね?」
「ううん、無事で良かったよ。」
「そろそろ戻んねーと時間やべーぞ。」
「そうだな。 じゃあ俺たちはそろそろ行くね。」
「うん、分かった。」
「心、写真は明日撮ろうね。」
「うん!」
千里たちを見送って、きーちゃんたちのところへドリンクを運んだ。ぶすくれた様子もなく、楽しそうに直ちゃんに絡んでいるきーちゃんを見て安心した。
「きーちゃんってば随分直ちゃんに懐いてるね。」
「こいつうっせーんだよ。 ココどうにかしろよ。」
「えぇー五十嵐先輩ひっどぉい!!」
「五十嵐先輩ってなんとなく右京にーと似てるし、それで吉良も話しやすいんじゃないんっすかね。」
「はぁ? 俺と篠宮が? 似てねーだろ。」
直ちゃんは完全否定してるけど、私もうーちゃんと直ちゃんは雰囲気が似てると思う。直ちゃんの方が棘が強い感じだけど。
「さっきはごめん。 直ぐ助けに行ってあげられなくて……。」
申し訳なさそうな顔をする千里に、私の方が申し訳なくなった。
_千里が悪いわけじゃないのに……。
「愛から聞いたよ。 駆けつけようとしてくれたって。 心配かけてごめんね?」
「ううん、無事で良かったよ。」
「そろそろ戻んねーと時間やべーぞ。」
「そうだな。 じゃあ俺たちはそろそろ行くね。」
「うん、分かった。」
「心、写真は明日撮ろうね。」
「うん!」
千里たちを見送って、きーちゃんたちのところへドリンクを運んだ。ぶすくれた様子もなく、楽しそうに直ちゃんに絡んでいるきーちゃんを見て安心した。
「きーちゃんってば随分直ちゃんに懐いてるね。」
「こいつうっせーんだよ。 ココどうにかしろよ。」
「えぇー五十嵐先輩ひっどぉい!!」
「五十嵐先輩ってなんとなく右京にーと似てるし、それで吉良も話しやすいんじゃないんっすかね。」
「はぁ? 俺と篠宮が? 似てねーだろ。」
直ちゃんは完全否定してるけど、私もうーちゃんと直ちゃんは雰囲気が似てると思う。直ちゃんの方が棘が強い感じだけど。