めくるめく恋心
「いやーん!! イッチーがシノを押し倒してるー!!」
マッキー先輩の楽しそうな笑い声が体育館に響き渡った。
「ちょっと、大丈夫!?」
「おい、心……」
「うーちゃんごめん!! でもちょっと待って!! 暫く起き上がれそうにない!! 足が痺れたー!!」
「痺れてるって聞くとさ、悪戯心に火が付くよねー。」
「いぃやー!! 愛の馬鹿ぁ!! 触んないでぇぇぇ!!」
うーちゃんの上に居る事も忘れて、愛の手から逃げる為必死に足をばたつかせた。その度に痺れた足がジンジンする。
「心!? 何やってんの!?」
驚いた声がして顔を向けると、声の通り驚いた顔をした千里が体育館の入り口に立っていた。
「足が痺れたぁぁぁ!!」
呆れた顔をした千里は私の斜め前に立つと、私の両脇を抱えた。
「待って! ゆっくり! ゆっくりだよ!?」
「はいはい。 分かったからジッとしてて。」
軽々と抱き上げられ、そのまま千里に抱っこされる体勢になった。千里の首に腕を回して「ありがとう。 助かったよ。」と言うと「本当に何やってんの。」と呆れた声で返された。
マッキー先輩の楽しそうな笑い声が体育館に響き渡った。
「ちょっと、大丈夫!?」
「おい、心……」
「うーちゃんごめん!! でもちょっと待って!! 暫く起き上がれそうにない!! 足が痺れたー!!」
「痺れてるって聞くとさ、悪戯心に火が付くよねー。」
「いぃやー!! 愛の馬鹿ぁ!! 触んないでぇぇぇ!!」
うーちゃんの上に居る事も忘れて、愛の手から逃げる為必死に足をばたつかせた。その度に痺れた足がジンジンする。
「心!? 何やってんの!?」
驚いた声がして顔を向けると、声の通り驚いた顔をした千里が体育館の入り口に立っていた。
「足が痺れたぁぁぁ!!」
呆れた顔をした千里は私の斜め前に立つと、私の両脇を抱えた。
「待って! ゆっくり! ゆっくりだよ!?」
「はいはい。 分かったからジッとしてて。」
軽々と抱き上げられ、そのまま千里に抱っこされる体勢になった。千里の首に腕を回して「ありがとう。 助かったよ。」と言うと「本当に何やってんの。」と呆れた声で返された。