めくるめく恋心
気が乗らないまま進められたとは言え、着飾ってもらうと気持ちが明るくなる。修学旅行の時以来気分が落ちていたから、少しここに来て良かったかなと思った。
アクセサリーを付けられ、緊張が高まる。
「リラックスだよ。」
「無茶言わないでよ。 こんなの初めて何だよ? 顔が写らないとはいえ緊張しすぎて息が上手くできない。」
「ココちゃんでも緊張するんだね。」
「そんなに図太く見える?」
「悪く言えば? でもいつも自然体に見えるから、そういうイメージはないかな。」
背中から感じるフラッシュの音、光、そして熱。どれも初めてのもので、蒼汰君と話しながらもソワソワしてしまう。蒼汰君はプロなだけあって、私と話しながらも表情は普段雑誌で見る色気のある顔をしている。
「次は彼女を抱きしめて。」
「え!?」
私が驚くと蒼汰君はブッと吹き出した。
「お願いだからそんな顔で俺を見ないで。 すぐ終わるから、ごめんね。」
「は、はい。 どどどうぞ。」
優しくフワッと抱きしめられて、硬直したみたいに体が動かなくなった。「硬いな……。」とカメラマンから言われたけど、どうしていいか分からなかった。
_柔らかくする方法なら私の方がしりたいよ!!
アクセサリーを付けられ、緊張が高まる。
「リラックスだよ。」
「無茶言わないでよ。 こんなの初めて何だよ? 顔が写らないとはいえ緊張しすぎて息が上手くできない。」
「ココちゃんでも緊張するんだね。」
「そんなに図太く見える?」
「悪く言えば? でもいつも自然体に見えるから、そういうイメージはないかな。」
背中から感じるフラッシュの音、光、そして熱。どれも初めてのもので、蒼汰君と話しながらもソワソワしてしまう。蒼汰君はプロなだけあって、私と話しながらも表情は普段雑誌で見る色気のある顔をしている。
「次は彼女を抱きしめて。」
「え!?」
私が驚くと蒼汰君はブッと吹き出した。
「お願いだからそんな顔で俺を見ないで。 すぐ終わるから、ごめんね。」
「は、はい。 どどどうぞ。」
優しくフワッと抱きしめられて、硬直したみたいに体が動かなくなった。「硬いな……。」とカメラマンから言われたけど、どうしていいか分からなかった。
_柔らかくする方法なら私の方がしりたいよ!!