めくるめく恋心
____……。

_ガタッッ!!!!

_んっ……何のお、と……?

目を開けるとぼやける視界に何かが映った。

_誰? って、ここきーちゃんの部屋!?

ガバッと起き上がると、驚いた顔でドアの前に立っているきーちゃんと目が合った。


「あ、あれ!? 今日予定あるんじゃなかったの!? あ、えっと、ごめん!! 勝手に入っちゃって……」

「それはいいけど……俺の部屋で何してんの?」

「あ! プ、プレゼント置きに来たんだけど、そのまま寝ちゃったの!!」


枕元に置いたプレゼントとメッセージカードを手に取ってきーちゃんに差し出した。きーちゃんは「ありがとう。」と言って受け取ってくれた。


「開けていい?」

「うん!」


きーちゃんは私の隣に座ると、プレゼントの箱を開け出した。

_すっごいドキドキする。


「マフラーだ。 ありがとう。 今日から早速使うね!」

「喜んでもらえて良かった!!」


_緊張していたけど、きーちゃんの反応にホッとした。

少し和やかな雰囲気の中、機械音が鳴り響いた。
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