俺、兄貴になりました③
入り込む隙間もないような会話に、自然と笑ってしまう。
本当に楽しくて、明るい久遠家。
「あれ、愛美ちゃんは?」
「やべ、置いてきた!」
「「彼氏最低ー」」
「うるさいよ!!」
毎日がお祭りみたい。
「愛美ちゃーん?」
「愛ねぇー!ご飯食べよー!」
私を呼んでくれている声に、また少しだけ笑う。
「はーい!今行きまーす!」
返事をしながら、部屋を出た。
今日も元気な久遠家の一日が始まります!!