風は囁く「君と輝きたいから」
妹尾さんのヴァイオリンの音を導き、包みこむ和かな詩月さんの音色。
妹尾さんは険しい表情で、詩月さんの音を確かめつつ、懸命に弾いているようだ。
俺は妹尾さんの音が、硬い音だなと何となく思った。
詩月さんが指を休めて、妹尾さんに、優しい声を掛ける。
だけど、声とは裏腹に言葉は妹尾さんを挑発しているようだ。
「そんな演奏で、ローレライを退治するおつもりですか?
そんな音色でローレライを鎮められますか?」
妹尾さんはキッと詩月さんを一瞥し、ヴァイオリンを奏でる。
詩月さんは頷き、再度ヴァイオリンを奏でる。
2基のヴァイオリンが奏でる音がきれいにハモる。
詩月さんの艶のある和かで優しい音色が、妹尾さんの重厚な音色を包みこむ。
詩月さんは独奏者としての風格を見せつけながらも、妹尾さんの音を否定していない気がした。
詩月さんの暖かなヴァイオリンの響きが、動画から溢れるように、パソコン画面を見つめている俺たちの緊張もほぐしていく。
妹尾さんは険しい表情で、詩月さんの音を確かめつつ、懸命に弾いているようだ。
俺は妹尾さんの音が、硬い音だなと何となく思った。
詩月さんが指を休めて、妹尾さんに、優しい声を掛ける。
だけど、声とは裏腹に言葉は妹尾さんを挑発しているようだ。
「そんな演奏で、ローレライを退治するおつもりですか?
そんな音色でローレライを鎮められますか?」
妹尾さんはキッと詩月さんを一瞥し、ヴァイオリンを奏でる。
詩月さんは頷き、再度ヴァイオリンを奏でる。
2基のヴァイオリンが奏でる音がきれいにハモる。
詩月さんの艶のある和かで優しい音色が、妹尾さんの重厚な音色を包みこむ。
詩月さんは独奏者としての風格を見せつけながらも、妹尾さんの音を否定していない気がした。
詩月さんの暖かなヴァイオリンの響きが、動画から溢れるように、パソコン画面を見つめている俺たちの緊張もほぐしていく。