風は囁く「君と輝きたいから」
「アイドルグループXCEONだ。この度、フローラ化粧品の口紅CMで、オーケストラ部金管楽器精鋭と音楽科の周桜詩月で、アンサンブル共演することになった。安坂くんに、メンバーを選出するよう伝えてくれ。その後は、こちらのマネジャー舞園桃香さんから、詳細を伺ってくれ。……すまないが、講演会の話し合いが入っていて行かねばならないので、私はこれで」
学長は言いたいことだけを伝え、退出してしまった。
桃香さんは呆れ顔で、でもしっかり声のトーンは保って挨拶をする。
周桜さんの通う学園の学長が一応パートナーだということは、俺たちにも解っている。
俺たちもマネジャーに習い、気が進まないながら深々と礼をした。
安坂貢という人は見た目が優等生風で、黒縁眼鏡を掛けている。
俺たちがオーケストラ部に着き、5分経って到着した。
学長は言いたいことだけを伝え、退出してしまった。
桃香さんは呆れ顔で、でもしっかり声のトーンは保って挨拶をする。
周桜さんの通う学園の学長が一応パートナーだということは、俺たちにも解っている。
俺たちもマネジャーに習い、気が進まないながら深々と礼をした。
安坂貢という人は見た目が優等生風で、黒縁眼鏡を掛けている。
俺たちがオーケストラ部に着き、5分経って到着した。